Blog / News

ブログ・お知らせ

1on1は「続けるため」の設計が必要

新人さんの定着を考えるとき、定期的に1対1で話す「1on1」やフォロー面談を取り入れたいと考える会社さんは多いと思います。

  • 入社してからしばらくの間、定期的に話を聞く機会をつくる
  • 困っていることがないか確認する
  • 仕事や職場に慣れているかを見ていく

定期的にこうしたことを話せる場があるのは、新人さんにとっても会社にとっても大切なことです。

ただ、支援の現場でお話を聞いていると、
1on1は「やると決めること」よりも、「続けられる形にしておくこと」のほうが難しいと感じることがあります。

最初は「毎週話そう」「月に1回は面談しよう」と決めていても、現場が忙しくなると、
「今日はちょっと忙しいからなしで」
「また今度にしよう」
となってしまうことがあるからです。

もちろん、現場が忙しいのはよく分かります。
ただ、1on1がいつの間にか流れてしまうと、新人さんの小さな不安や違和感に気づくタイミングも遅れてしまうことがあります。

1on1は「やる」と決めるだけでは続きにくい

1on1は、仕組みとして決めただけでは続きにくいものです。

  • 誰が担当するのか
  • どのくらいの頻度で行うのか
  • いつ実施するのか
  • 予定が合わないときはどうするのか
  • 話した内容をどこまで残すのか

こうしたことが曖昧なままだと、忙しい日々の中で後回しになってしまうことがあります。

特に中小企業では、面談を担当する人も通常業務を抱えているので、
急な対応が入ったり、現場が忙しくなったりすると、予定していた1on1が流れてしまうこともあります。

そのときに、「また今度」で終わってしまうのか。
それとも、別の日に必ず実施する流れがあるのか。
ここが決まっているかどうかで、1on1の続きやすさは変わってきます。

1on1は、気持ちだけで続けるものではなく、続けられる形まで決めておくことが大切だと感じています。

雑談で終わらせないために、話すことを決めておく

1on1は、新人さんの話を聞くための大切な時間です。
ただ、毎回その場の流れだけで話していると、雑談で終わってしまうこともあります。

もちろん、雑談が悪いわけではありません。
むしろ、話しやすい関係をつくるうえでは、何気ない会話も大切です。

ただ、定着支援として1on1を行うのであれば、
毎回確認しておきたいことをある程度そろえておくと、変化に気づきやすくなります。

たとえば、次のようなことです。

  • 仕事で困っていることはないか
  • 分からないままになっていることはないか
  • 職場の人との関わりで気になることはないか
  • 体調や気持ちの面で無理をしていないか

こうした問いがあるだけでも、話す内容が整理されやすくなります。

新人さんにとっても、「何を話せばいいか分からない」状態より、
聞かれる内容がある程度決まっているほうが話しやすいことがあります。

1on1は、ただ時間を取るだけでなく、何を確認する時間なのかを決めておくことが大切です。

聞いたことを、必要な範囲で次につなげる

1on1で気をつけたいのは、話を聞いた人だけが情報を持ったままになってしまうことです。

新人さんが困っていることや、現場でつまずいていることに気づいても、それが必要な人に共有されなければ、次のフォローにつながりにくくなります。

もちろん、本人が話した内容を何でも共有してよいわけではありません。
安心して話せる場であるためには、本人への配慮も必要です。

ただ、育成や定着に関わる内容については、必要な範囲で共有し、次の対応につなげることが大切です。

たとえば、
仕事の進め方で迷っているなら、現場の教え方を少し見直す。
誰に聞けばいいか分からないなら、相談先をもう一度伝える。
体調や気持ちの面で無理をしている様子があれば、早めに声をかける。

1on1で聞いたことを次の関わり方に反映していくことで、
面談はただの確認ではなく、定着を支える仕組みになります。

ユノモでは、1on1を「やりましょう」で終わらせるのではなく、
誰が、いつ、何を確認し、どのように共有するのかまで一緒に整理しています。

1on1は、“決めるだけ”では続きません。
続けるための形をつくること。
聞いたことを、必要な範囲で次につなげること。

そこまで整えていくことで、
新人さんの小さな不安に早く気づくことができ、会社として支えやすい流れができていくのだと思います。