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新入社員の初日、迎える側と入る側で見えている景色は違う

新人さんを迎える初日は、
会社にとっては忙しい日常の中の一日かもしれません。

朝から通常業務があり、現場はいつも通り動いていて、担当者の方も自分の仕事を進めながら新人さんの対応をする。その中で、すべてを丁寧に準備するのは、決して簡単なことではないと思います。

ただ、同じ「初日」でも、
受け入れる側と入る側では、見えている景色が少し違うことがあります。

会社側にとっては、「今日から新しい人が来る日」。
でも新人さんにとっては、「ここで働き始める最初の日」です。だからこそ、少しだけ新人さん側の目線でも初日を想像してみると、事前に準備しておきたいことが見えてくることがあります。

会社にとっては「いつもの朝」、
新人さんには「最初の一日」

受け入れる側から見ると、新人さんの初日は、たくさんある業務の中の一つかもしれません。

朝、来てもらう。
会社の説明をする。
現場に案内する。
必要なものを渡す。

一つひとつは、普段の流れの中で対応できそうに見えます。
でも、新人さんの側から見ると、その日は分からないことばかりです。

「どの入口から入ればいいんだろう?」
「早く着いたら、どこで待っていればいいんだろう?」
「誰に声をかければいいのか…。」
「自分のことを知っている人はいるのだろうか…。」
「その日、自分はいったい何をすることになるのか。」

会社の中では当たり前になっていることも、
初めて来る人にとっては当たり前ではありません。

会社にとっての“いつもの朝”が、新人さんにとっては“最初の一日”になる
この見え方の違いを少し意識するだけでも、初日の準備は変わってくると思います。

「何時に来てもらうか」だけが準備じゃない

初日の準備というと、まず出社時間を決めるところから始まることが多いと思います。実際にお客様に聞いてみると「9時頃に来てもらうように伝えてある」といった回答をいただきます。

もちろん、何時に来てもらうかを決めることは大切です。
ただ、受け入れ準備として考えると、出社時間を伝えるだけではまだ足りないことがあります。

たとえば、もし少し早めに出社してきたときに誰が対応するのか。どの入口から入ってもらうのか。
到着したらどの部屋へ案内するのか。
現場の人には、どこまで共有しておくのか。
制服や名刺、ロッカー、道具など、必要なものはそろっているのか。

こうしたことは、普段その会社で働いている人にとっては当たり前すぎて、準備項目として見落とされやすい部分です。

でも入社する方にとっては、「自分が来ることを、ちゃんと知ってくれている」「迎える準備をしてくれている」と感じられる材料になります。

反対に、ここが曖昧なままだと、仕事を覚える前に、会社そのものへの不安が生まれてしまうことがあります。

「自分が来ることを、現場の人は知っているのかな」
「どこに行けばいいんだろう」
「誰に聞けばいいんだろう」

こうした不安は、決して大げさなものではありません。
初めての場所に行く人にとっては、ごく自然な不安です。

だからこそ、初日の準備では「何時に来てもらうか」だけでなく、来た瞬間に誰がどう迎えるかまで決めておくことが大切だと感じています。

初日の安心感は、少し前からつくることもできる

新卒の方を迎え入れる場合は、
入社日より前から少しずつ関係をつくっておくことも大切です。

たとえば、契約書を手渡すタイミングを作ったり、会社に来てもらったときに、ちょっとしたランチ会を開いたりする。
大げさなイベントでなくても、入社式より前に何人かの社員と顔を合わせてもらうだけで、初日の緊張は少しやわらぎます。

大切なのは、入社初日に「知っている人がいる状態」をつくることです。

また、現場への共有も受け入れ準備の一部です。
採用担当者や経営者は新人さんが入ることを知っていても、
実際に一緒に働く現場の人には十分に伝わっていないことがあります。

「今日から入る人がいるらしい」
「何を案内すればいいのか分からない」
「誰が最初に対応するのか聞いていない」

この状態のまま新人さんを迎えると、現場側も戸惑います。そして、その戸惑いは新人さんにも伝わってしまいます。

だからこそ、入社日前に、現場側へも共有しておくことが大切です。

  • どんな人が入るのか
  • 初日は誰が対応するのか
  • 最初に何を案内するのか
  • どこまで説明しておくのか
  • 困ったときに、誰に声をかければいいのか

ここまで共有されているだけでも、新人さんを迎える空気は意外と変わってきます。

その視点で考えていくと、受け入れ準備は新人さんのためだけでなく、迎える現場のための準備でもあるといえます。

「迎える日」を整えることが、
定着の土台になる

新人定着というと、入社後の研修や面談、メンター制度などに目が向きやすいかもしれません。もちろん、それらも大切です。

ただ、その前に、入社初日をどう迎えるか。
ここを整えることも、定着の土台になります。

初日に不安なまま始まるのか。
それとも、「ちゃんと迎えてもらえた」と感じて始まるのか。

この違いは、その後の働き始めにも影響します。

だからこそ、ユノモでは、受け入れ支援の中で「初日に何をするか」まで一緒に確認しています。

特別なことをする必要はありません。
誰が迎えるのか、どこに案内するのか、何を伝えるのか、どんな人が関わるのか。
そうした一つひとつを、入社日前にそろえておくことで、新人さんが安心して働き始められる受け入れの土台ができていくのだと思います。